数少ない父の遺品の中にこんなものがあります。
主婦の友社発刊「新版 園芸全書」 950円
昭和35年発刊 私が生まれた翌年です。
かなりの園芸マニアだった父が大切にしていたものだそうです。使い込まれた感の漂う一冊
いまで言うと完璧な「園芸オタク」やね。
800項にも及ぶカラーページを盛り込んだ力作 上記は「ダリア」
特にバラ好きだったのでその項目は念入りに読み込まれた感が。。
解説も大変丁寧でわかりやすく現在出回っているかわいい草花類がほとんど掲載されているのには驚きです。
観葉植物も細かく紹介されています。昔のモダンなリビング雑誌にこのような写真がよくあったような。。
一番興味深かったのは後半の「庭園」の項目
55年前のガーデナーのデザイン なかなかグッドですよ。
自分の庭つくりに父がこんな書を参考にしていたとは。。今はじめて知りました。
そういえば50年前の我が家の庭にはこんなハウスがありました。
ハウスと言わず「フレーム」と呼んでいました。
中に「シャボテン」(当時はサボテンとは言わなかった)がびっしり詰まって独特の蒸せた匂いを放っていたのを思い出します。子供にとってシャボテンは触ると痛く「大嫌い」な植物でした。
父が没してはや47年 とっくに彼の歳を大きく越えてしまったわたし。
今会えたら いろいろと花の話が出来るだろうな とか
いずれにしましても亡き父の当時の姿を彷彿させてくれる1冊でした。
園芸書として現在も通用します!
使わせていただきます。(店長 : わたなべ)
追:当時の自宅の庭の画像 ポジ(カラースライド)で残っていますのでスキャンできましたら公開させていただきます。